『介護疲れ』
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みなさんこんにちわ!
まるまるだいです。
今日はいつもと違ってまじめな話をしていきたいと思います。
今日の夕方にこのような事件がありました。
私は現在は介護の仕事をしています。
やはりこのような事件があると目にはいってしまいます。
多分、介護に携わってない方は特に気にもしないことでしょう。
率直にみなさまはどのように思われましたか?
「悲しい事件」
「いたたまれない事件」
「なんて娘だ」
ってところでしょうか?
この事件を見て、すぐに私はブログを書こうとパソコンに向かいました。
私は率直に
「その気持ちがわかる」
と思いました。
この事件は誰が悪いのか・・・
本当に娘が悪いのでしょうか?
娘がなぜ父親にを看ることになったのかと思いました。
基本的には三通り考えられます。
①育ててくれた父親を自分の手で看てあげたいと思った。
②施設に入れるお金がなく仕方なく父親を看ることになった。
③入れる施設がなく空きがでるまでの間を看る予定だった。
この三通りだろうと思いました。
もしかすると他にも理由があるかもしれません。
①に関しては、昔では当たり前の考えでした。
私の親も、おじいちゃん、おばあちゃんが認知症になっても最後まで自宅で見ていました。
一昔前までは、自分の親を施設に入れるというのは、とても恥ずかしいことだったのです。
周り近所から
「あの家の人は親を施設に入れた」
「冷たい子どもや」
などと言われる時代
今では考えられないのではないでしょうか?
しかし、その時代では近所の方も協力して、認知症の方も看ていました。
外を徘徊していれば、近所の方がちゃんと家まで連れてきてくれたり
行方不明になれば、近所中で探し回りました。
本当にいい時代だったと今だと思います。
現代では、施設に入れるのが当たり前の時代になりました。
それはそれで、悪くはないと私は思います。
②に関しては、メディアではなかなか取り扱うことがないです。
本当の高齢者の実態はどのようなものなのか。
私の施設では
入居費用88,000円
ととても破格な値段で設定されています。
しかし、普通の施設だと安くて
12万円です。
生活保護をとったとしても、約4万円ほどは実費(家族)にて負担しなければなりません。
正直、とてもきついと思います。
テレビで華々しく
「とてもキレイな施設で、一回にはレストランが完備されているのです!」
など、サービス高齢者住宅というのも存在いたしますが、
高齢者の何割がそこに入れるのでしょう?
実態としては、ほとんどの高齢者が金銭面においてかなり厳しい状況としか言わざる終えません。
国の政策としても、今後は「在宅での介護」を目指すと方針が決まっています。
ヘルパーの不足
施設の不足
が原因だと思われます。
はっきり言って、国はその現状を何もわかっていません。
障がい者のことでもそうです。
ある程度、できる人に対しての政策はできているものの、寝たきりや、絶対に見ていないといけない障がいの方への政策というのはほとんどできていません。
要するに、重度の障がいの方や、金銭面で苦労している高齢者に対してはとてもつめたいということです。
③の施設の空きができるまで、自宅での介護の関して
現状、施設での待ちってのは何人かはみなさんおわかりでしょうか?
1人待ち?
いやいや!10人待ち?
そんなレベルではありません。
当然施設にもよりますが・・・
へたすると100人待ちとかざらにあります。
100人ってね・・・
何年待てばいいのさ・・・
ってことですよ。
なのに国は在宅への移行を進めてるとか・・・
施設建てなさいよ!
ヘルパーをもっと増やしなさいよ!
って思います。
大げさな話、ヘルパーを国家公務員にでもすれば、絶対にヘルパーは増えるでしょう。(まぁそうなると今度はヘルパーの質が問われるとは思いますが)
もっと色々なやり方があると思います。
もうこんな事件がなくなればいいと私は心より思っています。
実はみなさんが知らないところで、このような事件は本当に多く存在します。
障がいの子を持つ母親が、子どもと話しをし、心中した
これは子どもも、母親の意見に賛成をしたそうです。
「お母さんが苦しいなら、一緒に天国に行こう」
とでも言ったのでしょうね。
母親は自分で命をたつことができなかったんですが・・・
そのような事件もあったんですよ。
もっとお国のお偉いさんがしっかりしてくれればいいのですが・・・
国ができることなんて本当に限られたことしかできないのに・・・
色々と事情があるとは思いますが、もっと下を見て国を運営していってほしいものです。
人は国のために、国は人のために
この基礎をいつまでも忘れないでほしいです。